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寒い冬を過ごした蛹たちが羽化し、蝶へと姿を変えるころ
暖かな春の日差しを浴び、綺麗な蝶へ成長する姿は
まるでこの日を長く待ちわびた少女のようです。
羽が瑞々しく輝き春の喜びを教えてくれます
昔の人は蝶のことを「夢虫」「夢見鳥」と呼んでいました
そのいわれは古代中国の思想家・荘子の説話「胡蝶の夢」に由来するのだとか
胡蝶の夢とは ‘‘蝶になる夢を見たけれど本当の私は蝶であって
今は人間になっている夢を見ているだけかもしれない‘‘ という
荘子の考えがよく現れているものとして有名な説話です。
-不知周之夢為胡蝶与 胡蝶之夢為周与-
荘子 「胡蝶の夢」より
夢と現が混ざり合った幻想的な蝶のイメージは今も昔も変わることなく
夢うつつとぼんやりとした世界に引き込ませ
この春の陽気のように私たちを少し惑わしているようです。
ちひろ
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