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お天気の良い日のことでした
母が大事そうに座布団の綿を直していました。
私が声を掛けると・・・その綿の話をしてくれました。
母の手づくりだという綿の材料は
父のおばあちゃんから頂いたもの
なんでもおばあちゃんは蚕さんを養っていたそうです。
蚕さんを養っていた話は父からも小さい頃から聞いていました。
「手伝いをしていてね~」と話す父の顔が、
おばあちゃん達との会話を思い出しながら
昔を懐かしんでいるように見えました。
もちろん蚕さんを養っていることを話で聞くだけで・・・
今はその場所しか残っていないですが
聞く話の中で、昔の情景を思い浮かべるばかりでした。
母もおばあちゃんのことを思い出しながら話してくれたのでしょうね
「おばあちゃんからねもらったんだよ、大事に、大事にね」と
母の指先が話しているように見えました。
母は家族との繋がりを大事にする人です。
だから曾おばあちゃんの温もりが
今もまだ家のどこかに残っているのかもしれない
きっとおばあちゃんが家族を大事にしてるから・・・・
お嫁さんの母もその気持ちを忘れないのかもしれません。
今、母も綿花を大事に取っておいて
いつの日か綿にしたいのよって話していました。
ちひろ
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