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今年も残り11日となりました
カレンダーを何度数えてみても2012年は11日しかないようです。
「大雪」は今日まで、明日から「冬至」が始まります
母の生け花
「ヒメシャラと白椿」
花器は津和野の綾焼
母は旅先の思い出として花器やお茶碗を買うそうです
そのお茶碗などを見るたびに
「これは〇〇のところに行った時の~」と話すのもいい思い出の一つなのでしょう。
そんな母はいつも楽しそうにそんな思い出話をしてくれます。
そんな母が今日作ってくれた金柑の甘煮
少しのお砂糖にお酒も加えてコトコト煮込んでいます。
金柑は中国の長江流域原産
逸話として江戸時代に清の商船が遠州灘沖で遭難し
清水港(静岡県)に寄港
その船員が清水の人に砂糖に付けた金柑を送り、
その種を植えたことから全国に金柑が広がったとされているそうです。
その種から日本全国に広がっていく様がちょっと素敵な逸話ですね。
「鱖魚群がる」-鮭が群れをなして川を遡るころ。
海で大きく育った鮭たちが、ふるさとの川へ帰っていきます。
時折産卵期の成魚に混じってまだ未成熟の鮭が取れるどうです、
鮭児(けいじ)といってめったに取れない高級魚
アイヌ語でカムイチュプ(神の魚)と呼ばれる鮭は、
彼らにとって冬を越すための貴重な食料で
アイヌはその年初めてとれた鮭を盆にのせて神にささげるそうです。
アイヌの人々は下流で取り尽さずに中流、上流で住む人々の分も
考えて節度のある漁をするといいます。
自分たちの為だけを考えず、いくらや白子を狙った量ではなく
その次の年以降のことも考えて漁をするんだとか、
己のことだけではなく、自然や生き物のことを考えた生き方をしていくのが
アイヌの人々なのかもしれません。
明日から冬至を迎えます
どんな風が吹き、どんな季節を教えてくれるのでしょうか、
今からそれが楽しみで仕方ありません。
ちひろ