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一月二十日を「二十日正月」と言い、
正月祝い収めの日として、昔は仕事を休む習わしがあったそうです。
新年の家事などで働き通しだった女性が体を休めに里帰りをしたり
小正月からの里帰りを済まし帰宅する習慣だったそうです
正月に用いた魚の頭や骨の残りで
鍋や団子を頂いたことから「骨正月」「団子正月」なのど別名があったとか、
地方によってはごちそうや餅をこの日に食べ尽くすなど
「正月のものは食べ残すまい」という
実りへの感謝の思いが込められているのですね
二月三日の節分まで「大寒」の時期を過ごします
一年の中でもっとも寒さが厳しい時
「寒い、寒い」と言う言葉を使うのももしかしたらあと少しなのかもしれませんね
我が家の庭先にも少しずつ春の香りがしてきました
蕗が顔を出し始め
凍てつく地の下で、春の支度が着々と進んでいるのでしょう
蕗を天ぷらにしてみてはいかがでしょう
母が蕗にヨモギと食卓に春の息吹を届けてくれました
去年頂いていた鮎は甘露煮に、
この時期にしか味わえない四季の味を皆さんも是非味わってみてください
四季のある国に生まれた喜びを少し、また少しと感じる
自然にそっと寄り添い
昔ながらの生活を知り、大切に思う心に気づくとき
人と自然が結びつき、生き生きと暮らせるのかもしれません
ちひろ
この時期の旬の花といえば臘梅(ろうばい)
淡い黄色の小花が枝にいくつも開きます
旧暦では十二月になり、別名を臘月(ろうづき)
それが花の名前の由来だとか
香り香しく、新春の新たな気持ちにその香りがそっと浸み込むようです
写真は母が生けてくれた臘梅
お客様より頂き物
虎屋さんの「とら焼」と「日向の国 七福神」
虎屋さんの包装紙は歌人 若山牧水の真筆を染め抜いた和紙をしています。
郷土が生んだ歌人の歌が多くの人の手に取られ
そして愛してもらうかのようにそこに書かれてあります
この七福神の顔もなんだか優しく、和ませてくれているようです
明日から大寒に入ります
より一層寒さが増し、つい身を縮める仕草をするでしょう
寒さが深まりながら、寒暖を繰り返し
少しずつ春という季節へ歩を進める季節でもあります
ちひろ
我が家の庭に咲いた「ヒマラヤ雪ノ下」
ヒマラヤ山脈周辺(アフガニスタンから中国にかけて)原産で
耐寒性が高く育てやすい花でガーデニングにも好まれているようです
寒さに強く、冬場でも常緑の葉を雪ノ下から覗かせていることからこの名前がついたそうです。
昨日はとても寒い夜だったのですが、
優しい色の花が暖かな日差しを喜んでいるかのように咲いています。
花言葉は「順応」「忍耐」
その言葉が似合うように、寒さにも負けず凛と咲くその姿に
人々は癒されているのかもしれません
この花は、OBのTさんから頂いた花
OBさんから頂いた花たちが庭のあちこちに座り
季節季節に顔を出し、庭をより一層賑やかにしてくれます
時にはその懐かしい思い出たちが庭を駆け巡り
思い出とともに我が家にやってくる季節たちを眺めるのも楽しみの一つです
ちひろ
小寒も残すところ2日となりました
早いもので2013年になって17日目を迎えたところです。
一月十五日を小正月といい、旧暦ではちょうど満月
新年最初の満月の日に、お正月を祝っていたのですね
お正月中も忙しく働いた女性たちがやっと一息つける頃から
「女正月(おんなしょうがつ)」とも呼ばれています。
OBのMさんよりお土産を頂きました
資生堂パーラーの「花椿ビスケット」と「チョコレート」
いつも素敵なお菓子をありがとうございます
資生堂のシンボルマークは「花椿」からきているそうです
1915年に初代社長 福原信三氏自らデザインし誕生しました
その後も微調整を加えながらも、形を変えず現在まで受け継がれているそうです
変わらないことの良さを追求している様にも感じますね
事務所の椿はもうすぐ花開く頃
冷たい風を受けながらも綺麗な色をつけようとする様が
日本女性がもつ、美しさを表しているような気がします
ちひろ
花びら餅をいただきました
母の点ててくれたお茶と一緒に
初釜(新年に初めて行う茶事)に使われるのですが、
もともとは平安時代に新年行事「歯固めの儀式」として
長寿を祝うために餅の上に、猪、鹿、大根、瓜、押鮎を食べていたのが始まりと言います。
600年にわたり、宮中のおせち料理の一つとされてきました。
現在の花びら餅は儀式化していく中で生まれたとされています
その中で、押鮎の代わりにごぼうを入れるようになったそうです。
「なぜごぼうを?」とちょっと疑問
地震や天災に対する恐怖感から
地中深くに根を張り、家の基となり、灰汁は厄を払祓うとし
ごぼうはめでたい食材として使われているそうです。
明治時代に裏千家 家元十一世玄々斎が使うことを許されたことから
初釜のお菓子として使われるようになりました。
今年頂いた花びら餅は「七万石」さんのお菓子です。
ごぼうの風味に優しい甘みが
この時しか食せない美味しさなんだということを教えてくれているようです。
ちひろ